2015/12/26

プリンタのIPアドレスを調べる

昔はネットワークプリンタを設定するときの最初の一歩って,IPアドレスを確認するという作業だったと思うんですよね.だけど,最近はネットワーク(同一サブネットかな)内のプリンタを発見して勝手に設定されちゃうのでIPアドレスが分からなくても設定が終わったりします.

が,VMWare内のWindowsからだと見つけてくれなかったりするので IPアドレスで設定したいけど,そもそも意識してないからDHCPで何が割り振られてるか分からない...というわけで,MacでプリンタのIPアドレスを調べる方法を探してたらこんなところにたどり着きました.

「設定」の「プリントとスキャン」から,当該プリンタを選択して,「プリントキューを開く」をクリックして,「設定」を開くと,こんなウィンドウが開きます.


そこに,何でしょう?というボタン「プリンタのWebページを表示」があります.メーカーのサイトでも開くのかな?と思ってクリックしたところ,,,


こんな画面がブラウザで開きました!!!機種ごとに画面は違うでしょうが,左下の "Network Configuration" から簡単に見つけられました.いやはや,,,まさかこんなページが出てくるとは思いもしませんでした.

2015/12/24

画像の特定の色をコマンドラインで変換する

画像の特定の色を一気に変換したくなる時はそれなりにあると思います.かと言って,Illustratorとかで手で修正してると大量もしくは繰り返し処理出来ないのでコマンドラインで変換したいと思います.やり方は,

 % convert -fill 新しい色 -opaque 古い色 orig.png new.png

という感じです.ここで,色を RGB でガッツリ指定するわけですが,そもそもその色が何色なのか分からない場合は,Macの場合ユーティリティーの中にある Digitalcolor meter が使えます.
Digitalcolor meter

Launchpad からも見つけられると思います.起動すると,マウスを持って行ったところの色を RGB で表示してくれます.そこから 16進数 になおして以下のように指定します.

 % convert -fuzz 3% -fill '#ffffff' -opaque '#eeea39' orig.png new.png

ここで, -fuzz x% がないとドンピシャの色じゃないと convert が変換してくれないので少し幅を持たせています.正直,Digitalcolor meter も複数のRGBを表示するし,何故幅が必要なのか分かりませんが,,,トライアンドエラーで自分の今回の作業としては3%で良さそうでした.

参考:
ImageMagickのconvertコマンドで特定の色を置換する
ImageMagickはMacPortsで入れてます

2015/12/13

LINEアプリ for Mac がアップデート出来ない

AppStoreから持ってきたアプリは基本的に自動更新しちゃって下さい設定をしているのですが,しばらく前からLINEアプリが更新出来ない状態になってました.手動アップデートしようとしても,「購入済からアップデートして下さい」と出る.が,言われた通りやっても失敗.アンインストールしてからやり直しても駄目.

https://itunes.apple.com/jp/app/line/id539883307?mt=12
をみると,同じような症状の方々が沢山いる...ようではありますが,11月の更新で解決した人が多そうで,私のように未だにというのは居ないのかな?

やっと思い当たって,コンソールを眺めてたらそれらしきエラーを発見.
storeagent:
underlyingError Error Domain=SoftwareInstallOperation code=0 xxx

というのの中で,/var/folders/ww/(略)/com.apple.appstore/(略) の中で xxx.pkg#jp.naver.line.mac.pkg あたりで失敗しているのが見えた.というわけで,元に戻せるか分からないなと思いつつも,

% mv  xxx.pkg ~/
で消してみた.ところ,普通にアップデート出来た.推測でしか無いけど,ダウンロードされていたファイルが壊れてたのかな.強制再ダウンロードとか出来てもよさそうだけど,分からなかった.

2015/12/02

Macの時計が止まった?

ふと気がついたら,日本語入力(Google日本語入力を使っています)のステータスアイコンが変わらなくなっていました.よくよく見ると,時計も昨日の10:31:28で止まっていました.これはメニューバーが不調か?と思ってマウスを持って行くと,全部が駄目というわけではなく,一番右の「通知」はOKで,Spotlight,時計,音量,入力ステータス,無線LAN,Bluetooth,TimeMachineがNG(マウスを持って行くと,忙しいよって言われる).その左側のVMWareやDropboxなどのアプリは特段問題ない模様.

そうすると,メニューバーを制御しているプロセスが怪しいわけですが,何だか知りません.ということで,アクティビティモニタを出してきて見てみると,SystemUIServerなるものが(応答なし)になってました.


メモリをバカ食いしているわけじゃないですが,CPU時間はなかなか長くて1時間を超えていました.というわけで,SystemUIServerが怪しい(こいつのせいでメニューバーが動かなくなってる)と推定して,プロセスを終了してあげました.強制終了じゃなくても大丈夫でした.
SystemUIServerはメニューバーだけじゃなくて色々なアイコンを制御しているのですね.

参考:
Macが妙に重くなる。SystemUIserverが暴走した場合。

Macで smtp.gmail.com を使ったPostfixを設定する

DebianでExim4を使ってsmtp.gmail.com経由でメールを送信するための設定は前に書きましたが,今度は Mac OS X で postfix を使って smtp.gmail.com 経由でメールを送信するための設定です.なんで postfix が入ってるのか実は把握してませんが,

% mail naotaka.yamamoto@example.org

でメールを送ってみたら, /var/log/mail.log に postfix/smtp がメールを送信しているのが分かったというところです.で,そもそもですが OP25B なネットワークに当たって困ったのでいつでも送信できるようにしておこうというのが発端です.

いきなり修正するのは怖いので,RCSでまずはバックアップ:
% sudo ci -l /etc/postfix/main.cf

% sudo vi /etc/postfix/main.cf
まずは,relayhost の設定.[] で囲むのはMXレコードを参照させたい場合のようで,今は必要なさそう.

relayhost = smtp.gmail.com:587
(コメントアウトされたrelayhostの行が複数あるのでその最後にでも追加)
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_passwd
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = plain
smtp_use_tls = yes
(設定ファイル末尾に追記)

次に,smtp_sasl_password_maps で設定したパスワードファイルを作成します.

% sudo vi /etc/postfix/sasl_passwd
  smtp.gmail.com:587 xxx@gmail.com:(password)

他から見えないようにします.
% sudo chmod 0600 /etc/postfix/sasl_passwd

仕上げにpostmapで覚えさせます
% sudo postmap /etc/postfix/sasl_passwd

postfix デーモンを動かしているなら,postmap で読み込ませたり postfix stop / start でデーモンの再起動が必要になるようですが,私の端末ではデーモンは動いていなかったようなのでこれで終了です.

最後の postmap を忘れていると(忘れてました),
warning: hash:/etc/postfix/sasl_passwd is unavailable. open database /etc/postfix/sasl_passwd.db: No such file or directory
こんな感じのエラーが /var/log/mail.log に記録されます.

(追記 2015.12.4)
cronで標準出力や標準エラー出力に何か出力されるとメールが送られますが,自分のホームに .forward を置いて設定した SMTP 経由で転送するようにしています.この時,ローカルのマシンなので,ホスト名はそれなりなものは付いてますが外からはアクセス出来ないので, From の書き換えがGmail / SMTP によってされていました.要するに,cronからメールの From が”自分”になっちゃってるんですね.驚かされたので追記メモです.

ちなみに,Gmailであれば,メールのソースを表示すると,
       X-Google-Original-From:
に元の From が記載されています.

OP25B ・・・ Outbound Port 25 Blocking(アウトバウンドポート25ブロッキング)の略で,インターネットに接続する時に25番ポートを塞いでいますよということ.つまり,25番というのはメールの送信(SMTP)に使われているので,メールが送信できなくなりますよということです.もちろん,プロバイダがマニュアル等に記載しているサーバの25番ポートには繋がるのでマニュアル通りなら問題ありません.最近では認証+SSLになっている場合も多いので25番は使っていない場合もありますが.

参考:
MacでPostfixを使ってGmail経由でテストメールを送信