2016/03/12

2年目の自家製味噌作り

2年目の味噌作りをやりました.今年も参考にしたのは,初めての味噌作り.ただ,まぁ,アレンジもしてる.去年,とりあえずお試しでやってみたら,思いの外美味しかったので今年は量を増やしてみました.乾燥大豆で2kg.材料比で考えると,大豆2kg,米麹2kg,塩1kgです.原材料の総重量で5kg.さらに水も含むので,これだと 5L の保存容器に入りきりませんでした.ざっくり,6kg超の味噌になるのかな.

まずは,大豆を水に浸します. 参考にしたサイトでは16時間以上となっていますが,長い方がこの後の煮豆が楽になって良いようです.今回は30時間以上浸したので,短時間の煮込みでもかなり柔なくなりました.去年は正直ここを端折った(それでも16時間はやったはず)ので後がきつかったです.

 我が家最大の鍋はカレーに盗られてしまったので,大きい雪平で準備中です.煮ます.灰汁をとります.水に浸けた時間が長かったのでこの時点で結構柔らかったです.

土鍋組みも分離. 土鍋は数時間の煮込み(?)が必要なので,限界までいれて作業中ずっと放置.コンロ1玉を専有.

厚手のビニールで潰すのも良いとあってのでジプロックでやってみました.確かに潰せたけど,よくよく探っていくと,まるまる大豆が残っていたりしました.潰すというより,揉むという感じでこねました.麹と混ぜてこのまま保存するという手軽さへの道もあるようです.

平行して準備した,塩きり麹. 麹の発酵を抑制するらしいですがポイントは不明.適当に混ぜただけです.ここに煮汁を入れる手順もあるようですが,私は大豆と混ぜてから煮汁で調整しました.

ジプロックから取り出した大豆に塩きり麹を混ぜる.大豆を冷まさなきゃいけないようなのですが,麹菌が死んじゃうからとかかな?全体の作業工程の中で,大豆を潰した後,冷ます工程がスタックする.

使った米麹.みやここうじだけで揃えるつもりだったんだけど,見間違えて買ったようだ...ま,気にせず混ぜて使います.みやここうじ500g x 2,200g x 1,みちのくこうじ200g x 4 が今年の米麹.

去年同様,圧力鍋も登場. マニュアルによると,豆は1/3の線まで.ちょっと緊張しながらですが,1/2で実行.水と豆込みで基準の線までです.圧力鍋のマニュアルをちゃんと確認した方が良いです.

 潰す(その2)

潰し終わり総量.これくらい.

どう考えても全部まとめてこねる器はないので,シンク台にそのまま展開.したにサランラップを敷いたけど,麹がとげとげしていて,破れまくったので放棄. 異物混入(ラップの切れ端)事件発生.全部取り除けていることを願う・・・

入りきらん・・・な(5Lの保存容器です).

というわけで,3段.一番上は麦酒グラス・・・.駄目だしされたので,2段目の上澄みと麦酒グラスの分でジップロックを1つ作って,シンク下(ガスコンロから一番遠いところ)に保管中.

果たして,6kg の味噌は1年もつのだろうか?いや,来年作る分が食べられるようになるまでだから1年半か・・・絶対無理だな.追加投入しよう.

2016/03/10

(続)iTerm2内のEmacsでmewを使う

iTerm2内のEmacsでmewを使うで徐々に整備しつつあるEmacs環境ですが,メールのURLがクリックできなくて不便(Gmail webインタフェースを使いたくなる)だなぁと思っていたのですが,ありました.

⌘+Click で Opens Filenames/URL だそうです.iTerm2ウインドウの中でコマンドを押すと,マウスカーソルが指に変わります.その状態で URL にマウスオーバーすると URL が強調されてクリックすることが出来るようになります.

M- を ⌘- で置き換える作戦は元記事に追記してますが,今のスクリーンショットはこんな感じです.
%, <, >, d, u, w, x が割り当てられました.$ は不許可.

(2016.3.29追記)
emacsで,等幅に文章を揃える M-q も ⌘+q で定義しました.iTerm2の終了ができなくなるわけですが,まぁ,大丈夫かな.

2016/03/03

gnuplotでDARTの観測記録をプロットしてみる

インドネシアのスマトラ島(Sumatra)沖で,M7.8の地震が2016-03-02 12:49:48 (UTC)に発生しました.幸い横ずれだったようで津波はほとんど発生していません.


No tsunami observed. Warnings issued by Indonesia and Marine Warnings by Australia (for Christmas and Cocos Islands)....
Posted by US NWS Pacific Tsunami Warning Center on 2016年3月2日


一方で,NDBC DART(Deep-ocean Assessment and Reporting of Tsunamis)では4点でトリガがかかっているのでその記録を gnuplot で波形を書いてみました.

DART観測点 23401 のデータを使ってみます.今回のイベントのデータはこのリンクから持って来ることが出来ます.データが記載されているtextboxから単にコピペして, DART23401.dat として保存しました.

フォーマットは,データの先頭に以下のように書いてあります.
#YY  MM DD hh mm ss T   HEIGHT
#yr  mo dy hr mn  s -      m
2016 03 02 16 59 00 2 3469.152
.....

========== DART23401.gp ===========
set size ratio 0.4    # 時刻(x軸)に長くする.

# データを読み込む時の時刻のフォーマット.timefmtに使える記号は help timefmt で
# 確認できます.
set xdata time
set timefmt "%Y %m %d %H %M %S"

# x軸の目盛の書き方も timefmt と同じやり方で指定します.\n で改行も出来ます.
set xlabel 'Time [UT]'
set format x "%m/%d\n%H:%M"

set ylabel 'meters'

set output "DART23401.png"
set term png enh size 1080,480    # size ratio 0.4にしたので横長の画像サイズ
plot "DART23401.dat" u 1:8 lt 0 w l notitle \
, "< ../DART/readData.pl DART23401.dat" in 0 u 1:8 lc 6 lt 5 t '15-min', \
"" in 1 u 1:8 lc 2 lt 4 t '1-min' \
, "" in 2 u 1:8 lc 7 lt 5 t '15-sec'
unset output
# readData.pl は,
# T = Measurement Type;
#     where 1 = 15-minute measurement;
#               2 = 1-minute measurement;
#               3 = 15-second measurement
# の3つに分割して(間に空行を2つ入れる)出力するためのスクリプトです.
# 色分けしないなら, plot "DART23401" u 1:8 lt 0 w l だけでプロット出来ます.


x軸(時刻)を指定してプロットしたい場合は, set xrange を使いますが,フォーマットは timefmt で設定した書式に従って,xrange を設定します.例えば,地震動等の影響で見えている最初の振動を拡大するには以下のようにします.この書式は,format x のものではなく,読み込むときに設定する timefmt です.
set xrange ["2016 03 02 13 04 00":"2016 03 02 13 08 00"]


他の3点のデータも下記からダウンロード出来ます.
DART 56003


DART 23227


DART 56001

全データを一定のxrangeにして縦軸のスケールも合わせて,長周期成分を取り除いたデータを axis x1y2 で追加して作成したpng を montage で合成しました.
montage DART?????.png -geometry 540x240 DART.png


<< help timefmt より抜粋>>
       Format       Explanation
       %d           day of the month, 1--31
       %m           month of the year, 1--12
       %y           year, 0--99
       %Y           year, 4-digit
       %j           day of the year, 1--365
       %H           hour, 0--24
       %M           minute, 0--60
       %s           seconds since the Unix epoch (1970-01-01, 00:00 UTC)
       %S           second, integer 0--60 on output, (double) on input
       %b           three-character abbreviation of the name of the month
       %B           name of the month