2017/09/27

CentOS 7

ものすごく久しぶりにサーバ管理者なるものになった.どのOSで作るのが良いかと思うと,個人ベースでは,Debian一択ですが,そうすると職場内で孤立(?)するので,CentOSにした.で,「何も考えずに」CentOS 7 で始めたら,おおはまり・・・そのメモ.

/etc/init.d/httpd (Apache) が無い

Webサーバなので,httpdパッケージ(Apache)を入れたわけですが,起動スクリプトである /etc/init.d/httpd が無い...

% systemctl | grep httpd
httpd.service loaded active running   The Apache HTTP Server

というのが出来ているので,
% sudo systemctl restart httpd.service
とかやるらしい.service コマンドは systemctl にredirectされるようです.
% sudo service httpd restart
Redirecting to /bin/systemctl restart  httpd.service

さらに自動起動(chkconfig --list の後継)に設定します.
% systemctl status httpd.service
httpd.service - The Apache HTTP Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; disabled; vendor preset: disabled)
   Active: inactive (dead)
     Docs: man:httpd(8)
           man:apachectl(8)

% sudo systemctl enable httpd.service
Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/httpd.service to /usr/lib/systemd/system/httpd.service.

% systemctl status httpd.service
httpd.service - The Apache HTTP Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: inactive (dead)
     Docs: man:httpd(8)
           man:apachectl(8)

ifconfig コマンドがない

ifconfig コマンドも消えたようです./sbin/ にPATHが通ってないからだろと思って,
% sudo /sbin/ifconfig
してもありません.ip だそうです.
% ip address
で全てのインタフェースが表示されるようです.  netstat も無い!と思ったら,パッケージが入っていないだけでした.net-tools パッケージを入れれば使えます.
% rpm -ql net-tools | grep /bin/netstat
/bin/netstat
特定のインタフェースの情報だけ表示したい場合は,以下のようにするようです.
% ip address show eth0

iptableの設定

これは,別に CentOS 7 だからという訳じゃないと思いますが,iptables は
/etc/sysconfig/iptables
で設定するようです.

/var/run が消える

/var/run が起動時に掃除されてしまうようなので,/etc/tmpfiles.d で設定して上げる必要があるようです.

2017/09/10

Mavericks (10.9) から一気に Sierra (10.12) へ更新したった

VMWare Fusionを新しいMacOSに対応させるには,アップグレードパッケージを買わなければいけないのと,とあるVPNソフトが動かなくなるのでMavericks (10.9)のまま維持してきた MacPro と MacBook Air を一気に Sierra (10.12) へ更新したのでメモ.

ダウンロード

何故か,App Store で Sierra で検索してもヒット0なのでどうしたものかと思っていたけど,普通に Google 検索したらここにたどり着いて,App Store 経由でダウンロード&インストール開始.

日本語入力

Google日本語入力を使っているのですが,どうも動きが怪しいので再インストールで解決.保存しておいた辞書も維持されているので,動作が怪しかったら再インストールで良いと思う.ちなみに,MacPro では必要だったけど,MacBook Air では不要だった.

emacs-w3m

mewでHTMLメールが読めなくなっちゃうので,再コンパイル&インストール.

ssh関連

sshサーバ

sshサーバにしていて,公開鍵暗号方式を使っていた場合,
I could not login ssh server with my old DSA key.
と言われて,ログインできなくなります.これはかなり重大事件なわけですが,なんのことはない,OpenSSH 7.4 になって,文字通り old DSA key が受け付けられなくなっただけのことなので,クライアントで ecdsa 等( ssh-keygen -t ecdsa )で作成しなおせば良い.ただし,Mavericks のOpenSSH では ecdsa はサポートしていないので何か対処は考える必要がある.

sshクライアント

sshサーバが ecdsa をサポートしていない場合,引き続き dsa を使えば良いだけのはずですが,OpenSSH 7.4 は,クライアントでも dsa の使用は認めてくれないので, ~/.ssh/config に
  PubkeyAcceptedKeyTypes=+ssh-dss
などとする必要があります.

ssh-agent

Mavericks では,ssh-agent が必要に応じて勝手に起動してくれていたが,Sierra ではその機能がなくなっている.なので,ssh-agent を明示的に起動して上げる必要がありそう(もっとうまい方法があれば良いのですが...).

ssh-agent > ~/.ssh/.auth
(.authの最終行をコメントアウトもしくは削除)
source ~/.ssh/auth を ~/.zshenv などに追記

MacPorts

公式の Migration 手順に従うのが良いかと思います.
一方で,ざっくりと
sudo port -v selfupdate
だけで凌ぐことが出来るのか,出来ないのか不明です(MacBook Airはこちらの手順).

emacs-w3m

mew で HTML メールが見られなくなっているので,再インストールすればいいやと思ったのですが, /usr に書き込めなくなったため, sudo make install しても配備出来ません.

基本ディレクトリ関連

/usr に書き込めなくなったのは,前述の通り.これは root 権限でも書き込めないという状態なので,インストール先を別にする必要があります.

標準アプリ

拡張子で判断されるアプリケーションの設定がクリアされてしまいます.面倒ですが,再設定しています.何か方法があるのかもしれませんが...加えて,Finder のサイドバーもクリアされてしまうので,再設定してます.



2017/09/09

GMT on Mac

JAGURS のファイルが GMT グリッドファイルということなので,いよいよちゃんと GMT を使うべく手元にインストール.MacPorts にあるようなのでそのまま使います.新しいの入れておけば良いだろうと思って, gmt5 をインストールしたけど, grdinfo コマンドが無い...

        % port contents gmt5 | grep grdinfo
          /opt/local/share/doc/gmt/html/_sources/grdinfo.rst.txt
          /opt/local/share/doc/gmt/html/grdinfo.html
          /opt/local/share/doc/gmt/man/man1/grdinfo.1.gz

じゃぁ,と思って gmt4 をインストールしたら,変わったディレクトリにコマンドが入ってました.

        % port contents gmt4 | grep grdinfo
          /opt/local/lib/gmt4/bin/grdinfo
          /opt/local/share/doc/gmt4/html/man/grdinfo.html
          /opt/local/share/doc/gmt4/man/man1/grdinfo.1

なので,最後の仕上げに
        export PATH=$PATH:/opt/local/lib/gmt4/bin
を追加して完成.

第一歩として試したかった,JAGURS 付属の海底地形データの情報を取得.zmax を使って,計算ステップ間隔を決定します.
% grdinfo bathy.SD01.grd
bathy.SD01.grd: Title:
bathy.SD01.grd: Command: grdsample -V -R140/147:30/34/43 -I18c /home/babat/data/bathymetry_thk/bathy.thk.27s.grd -Gbathy.whole.grd=cf
bathy.SD01.grd: Remark:
bathy.SD01.grd: Gridline node registration used
bathy.SD01.grd: Grid file format: cf (# 10) GMT netCDF format (float) (deprecated)
bathy.SD01.grd: x_min: 140 x_max: 147.5 x_inc: 0.005 name: x nx: 1501
bathy.SD01.grd: y_min: 34 y_max: 43 y_inc: 0.005 name: latitude [degrees_north] ny: 1801
bathy.SD01.grd: z_min: -2096.24316406 z_max: 9788.53125 name: z
bathy.SD01.grd: scale_factor: 1 add_offset: 0