2007/07/11

dual core and DVI

デュアルコアなプロセッサとデュアルDVIなマシンを手に入れたので作業環境をどう作ってやろうかと悩んだ挙句、なんか面白い構成になった・・・・・・

Primaryは何といっても、Debian!いまさら自分のデスクトップ環境をDebian以外のOSで作ろうとはまったく思わない。ふと思い返すと、Debianっていつから使ってるんだろう。。。。確か、99年に初めて自分でOSを入れる羽目になってそのときDebian(たしか、当時woody)にしたような気がする。なかなか素直にはインストール出来なくてFreeBSDに浮気してみたり、RedHatのインストーラーはいいなぁと思ってみたりしていた記憶がある。なんのかんの最初は苦労したものの、始めてみれば他には移れない快適さがあった。そのマシンは、お仕事を引退して自宅のメール読み書きマシンになってたりしますな。

それはさておき、Debianをとりあえずリリース直前のetchでインストールして(USBメモリ起動を初めてトライした。これはすごくいい。jigdoはいらないな。)、etchのリリースを待ってlennyへdist-upgrade。これが出来るからDebianはすごい。nvidiaドライバを入れて粛々とセットアップしてdual displayをServerLayoutを使って左右で連結。

Section "ServerLayout"
Identifier "Default Layout"
Screen "Default Screen"
Screen "Second Screen" RightOf "Default Screen"
InputDevice "Generic Keyborad"
InputDevice "Configured Mouse"
EndSection

てな具合に /etc/X11/xort.conf はなった。

次に、もろもろOfficeドキュメント読み書き、動作検証用にWindowsXPがほしくなったので入れた。Windows自体は、購入時のプレインストールライセンスをそのまま使いまわし。さて、どうするかと思ったが、昔買ってなかなか使い勝手が良かったVMWareがフリーでも使えるとのことなのでVMWareを入れて仮想マシン上でWindowsを入れることにした。すんなりOK。

で、次の目標は、せっかく一台のPCでdual displayだから1台ずつDebianとwindowsを動かしたいなと。さらに、KBD,mouseはスムーズに共有したいと。ここはなかなか大きな関門があった。VMToolsを使えば仮想マシン(Windows XP)とホストOS(Debian X window)の間をマウスで移動できるはずなのだが、VMWareをfull screenでsecond displayに起動してしまうとマウスがWindowsから脱出できない!これでは余りにも効率が悪い。Ctrl-Altでfull screen modeをいちいち抜けないとDebianへ移動できない。Windowsに戻ったときも毎回full screen mode に切り替えなきゃいけない。

ここでふと思いついたのがremote desktop。購入時にWindows XP Professional を指定しておいたのでリモートデスクトップのライセンスを一つつけておいた。こいつの出番である。Debian/XFree86からはrdesktopコマンドが有効。こいつはfull screen modeでリモートデスクトップ接続してもX windowとの間の移動はスムーズに出来るようだ。というわけで、なんともみょうちくりんな実装になったが、VMWareで起動したWindows XPをおもむろにアイコン化してしまって、rdesktopで接続する。

これで、2画面で左はDebian、右はWindows XPという求めていた環境の出来上がり。

# これなら別にWindowsマシンが単独であっても一緒じゃないか・・・・・・。と気づいたのは出来上がってから。。。。